赤ちゃん先生プロジェクト概要
赤ちゃん先生は、赤ちゃんとふれあうことにより、様々な学びや癒し・感動をともにするプログラム。赤ちゃんとそのママが小中学校、高校大学、高齢者施設を訪れ、赤ちゃんの持つチカラを間近に体験してもらう活動です。
公式HP https://www.mamahata.net/company/project/akachansensei
赤ちゃん先生とは?
日本では出産を機に仕事を辞める一方で、育児に追われ孤立感を感じるママが増えています。そんなママたちが子どもと一緒に社会と繋がれる場所が「赤ちゃん先生プロジェクト」です。 赤ちゃん先生の活動内容は、ママと赤ちゃん(0〜3歳)が、教育期間や高齢者施設等、様々な場所へ行き、癒し、笑顔、命の尊さを伝えます。たくさんの人の心を動かし、感じてもらうことで、「生きている」ことの素晴らしさを実感できます。
赤ちゃん先生プロジェクトは、2007年設立のNPO法人ママの働き方応援隊(ママハタ)が行っている活動です。ママハタの本拠地は神戸。関西ではとても頻繁に行われているプログラムなので、小さい頃に赤ちゃんが学校にきたことがあるというママもいるかもしれません。
どんなママにおすすめ?
赤ちゃん先生には、以下のようなママたちが参加しています。
- 子育て中にしかできない社会参加の形を体験したい
- 今しかない赤ちゃんのパワーを、色々な人に感じてもらいたい
- 子どもから高齢者まで様々な世代の人たちと関わり、経験を通して学びたい
- 赤ちゃんに、母親以外の人と触れ合う機会を増やし、社会力を身につけさせたい
- 色々な方に喜んでもらうことで、生き甲斐を感じたい
育休中のママがメインというわけではなく、離職中のママも多く参加しています。学校や高齢者施設でのクラスは平日開催となるので、お仕事をしているママは育休中が参加のチャンスです。
また、小中学校、高校・大学について参加できるのは3歳までに赤ちゃんです。月齢の小さい赤ちゃんが優先されることが多いです。逆に高齢者施設に関しては、年齢の制限はないので小学校でもOK、上の兄弟と一緒に参加することもできます。
どんなメリットがある?
赤ちゃん先生に参加することで、
- 赤ちゃんと一緒がメリットになる社会貢献ができる
- 赤ちゃんのチカラを自分だけに留めずに、色々な方に感じでもらうことができる。
- 人との関わりが少なくなる育休中に、子どもから高齢者まで幅広い年代の方と関わり、そこから様々なことを学べる。
- 赤ちゃんも、様々な年代の方と関わりを持つ事で社会生が身に付く
- たくさんの方に喜んでもらえてうれしい
- ママによっては、謝礼金が出る
といったメリットが期待できます。
今しかない赤ちゃんのチカラで、社会のためになにかしたいと考えているママにぴったりの活動です。
赤ちゃん先生参加の流れ
赤ちゃん先生クラスに参加するには、ママディレクターという資格を取得する必要があります。ママディレクター取得には費用が必要になりますので、まずは説明会で、ママハタの組織についてや、クラスについての詳細を聞いてみるのがおすすめです。
- 説明会に参加
全国各地、それぞれの場所で説明会を行っています。
説明会スケジュール https://www.mamahata.net/schedules/information
- 養成講座WEB申し込み
説明会後、参加の意思が決まったら、ママDになるための養成講座を受講します。WEBから申し込みしますが、説明会参加時の認証コードが必要です。受講したい講座日程の10日前までにWeb申込を完了する必要あり。
- スターターキット受け取り、受講料支払い
申込確定後、佐川急便にてスターターキットが送付されてきます。スターターキットと引き換えに、講座受講料をお支払いします
- ママD養成講座受講
ママディレクターとして活躍するために必要なスキルを身けるための講座。通常10時〜16時と比較的長丁場の講座になります。子連れでの参加OKです。
- 赤ちゃん先生クラス参加
講座を受けママディレクターとなると赤ちゃん先生のクラスに参加できます。Facebookのグループにて、開催クラスの連絡がきますので、自分が参加したいクラスに立候補し、代表の方が調整してくれます。
赤ちゃん先生クラスって具体的にどんなことをするの?
訪問先によって、内容は変わります。
- 小学校・中学校向けプログラム
いのちの偉大さに気付き、自己肯定感を高め、いじめや自殺予防へ。生まれてきたことの奇跡・自分自身の命の偉大さを学ぶことを目的とします。実際に赤ちゃんと触れ合い、赤ちゃんの母親から生まれたときの話などを聞くことで親の思いや自分の価値・周りの仲間の命の価値に気づくことができます。
【プログラム例】
・赤ちゃんとママの自己紹介
・ママから赤ちゃんの話を聞く
おなかにいるときの様子、生まれたときの体重/身長、赤ちゃんとママの1日のタイムスケジュール
・あかちゃんとのふれあい
1人ずつ座った状態で抱っこ、赤ちゃんと足や手の大きさ比べ
- 高校・大学向けプログラム
育児体験を通じて、親になる準備、結婚出産を視野に入れたキャリアの確立へ毎回成長する赤ちゃん先生とその母親との定期的な触れ合いから親になるということを体験を通して学びます。赤ちゃんは24時間可愛い存在ではなく、親になるということや責任も伴うこと・社会人としてキャリアだけを考えがちなこの時期に、共に子育てをしていくパートナーの存在の大事さや、家族を持つために働くことの意味なども自分自身のキャリアデザインとして具体的に考えていきます。
保育系や看護系の学校をはじめ、高校ではあの灘高校での開催も行っているようですよ。
- 高齢者施設向けプログラム
赤ちゃんによる癒しと子育て文化継承を通して、生きる希望へ。赤ちゃんとの触れ合いから未来へつながる命を感じていただくことが目的です。癒しだけではなく、人生の大先輩として子育ての智恵・文化の継承を通して、次世代へ伝えていく使命感や未来への希望を見い出します。毎回のプログラムには、手遊び・歌・ストレッチなどいろいろなアクティビティが入ります
【プログラム例】
・赤ちゃんとママの自己紹介
・利用者さんとママと赤ちゃん全員で一緒に、手遊びや歌のアクティビティ
・自由時間では、ママが子育てのアドバイスをいただいたり、赤ちゃんとのふれあいやお話を楽しんだりします。
ママハタ?ママディレクター?ママトレーナー?
NPO法人ママハタの本拠地は神戸ですが、全国にはママハタの業務委託先や代理店があります。 NPO法人ママの働き方応援隊の業務委託先を学校、代理店を学級とそれぞれ言います。業務委託先?代理店?と謎ですが、NPO法人は本拠地を一つしか設定できないので、NPO法人ママの働き方応援隊で受けた業務をそれぞれの学校に業務委託することで、各地の運営をしているようです。
ママディレクターは、赤ちゃんと一緒に、学校や高齢者施設に行き、赤ちゃん先生のチカラを最大限に発揮させる役割です。まだ小さい赤ちゃんの体調管理やお昼寝管理、そしてまだ話せない赤ちゃんに代わって、受講生とコミュニケーションをとったりと、主役である赤ちゃんのマネージャーのような存在。赤ちゃん先生は、0歳から3歳までの乳幼児となるので、その時期のお子さまがいるママにしかできないお仕事です。(高齢者施設は3歳以上もOKな場合も)
ママトレーナーとは、赤ちゃんクラスの司会進行役や、ママディレクターのサポートをする役割です。ママディレクターが赤ちゃんのチカラを引き出すように、ママトレーナーはママと赤ちゃんのチカラを引き出すべく、タイムキーパーをしたりさりげないフォローでクラスを支えます。また、ママディレクター養成講座の講師として、赤ちゃん先生の普及に尽力します。
管理者の体験
私は2019年に参加しました。それぞれのフェーズでやったこととその感想をご説明します。
参加の動機
育休中、赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩しているだけで、おじいちゃんやおばあちゃんが笑顔で話しかけてくれますよね。周りをハッピーにさせる赤ちゃんのチカラ、家族の中だけで堪能するのはもったいないと思っていました。もともとボランティアに興味があったので、育休中にチャレンジしたいと思っていたのですが、赤ちゃん連れでできるボランティアって意外と少ない。病院での話相手や高齢者施設ではなかなか個人の赤ちゃん連れというボランティアは受け付けていません。そんな中検索で見つけたのがこの赤ちゃん先生でした。「赤ちゃんのチカラ」を社会のために、しかも高齢者施設にもいけるとのことで、これだ!と思いすぐにメールしたことを覚えています。
説明会
私はHPの説明会ページから申し込みました。https://www.mamahata.net/schedules/information
東京は関西ほど多くはないので、1カ月先くらいの説明会に申し込んだのですが、復職まであまり時間がないという事情を伝えたところ、担当学級のママトレーナーの方が個別に説明をしてくれるということに。1vs1で赤ちゃん先生のこと、ママディレクター養成講座のことなどをお伺いしました。今はオンラインでの説明会も多くやっているようなので、希望の日程で全国どこかしらの説明会には参加できると思います。居住地によって所属する学校や学級が異なるので、紹介してもらえると思います。
ママディレクター養成講座
通常は3人以上で行われるようなのですが、私のときは2人(+赤ちゃん2人)で実施。区の会議室のようなところで行われました。時間は9時45分から15時45分。結構長丁場です。お昼ご飯も持参です。もちろん赤ちゃん連れですが、少人数なので赤ちゃんの状況を見ながら進めていただけます。
内容は、NPOママハタのミッション(理念)や組織について、赤ちゃん先生のママディレクターの心構え、受講者(小学生〜大学生)とのコミュニケーションで気をつけることなどです。
ココロに残っているのは、子どもたちへの向き合いとして「褒めない、否定しない、誘導しない」ということ。聞いたことや世の中にある情報ではなく、自分が体験したこと、感じたことをありのままに伝える。(伝える先の子どもたちのことを思いやった表現で。)子どもたちは、赤ちゃんを見て、純粋に思ったことをそのまま受け入れる、ということです。
私はコロナ前だったので、養成講座は対面で行われましたが、今はオンラインでも行われているようです。家での受講だと長丁場での赤ちゃんを心配しなくてよいですね。
赤ちゃんクラス
ママディレクターになると、赤ちゃん先生クラスに参加できます。学校や学級でも違うのかもしれませんが、Facebookでグループが作られ、募集が行われます。復職までの期間や赤ちゃんの月齢、直近の参加状況など含め、ママトレーナーの方が参加者を決定します。参加クラスは時期や地域にもよると思いますが、私の場合は最初の一カ月で3回参加できました。(最後のほうは残念ながらコロナで開催中止が続き、消化不良だったのですが)。
【事前】
開催提案書というものが共有されます。開催場所、参加ママディレクター&赤ちゃん先生、当日のタイムスケジュールなどが書いてあります。
【当日集合/事前打ち合わせ】
開催先に30分くらい前に集合。開催先に入る時にすでにママ赤ちゃん共に緑のTシャツ着用が必要。赤ちゃん先生はボランティアではなく「お仕事」なので、開催先に入るときからプロの意識を持った行動を求められます。控え室で事前MTG。全員でタイムスケジュールの確認や、赤ちゃんのご機嫌を整えたり、ミッションの復唱を行います。(個人的に開催先に入るときからの緑Tとミッションの復唱はちょっと驚きました。が、お仕事なので。プロ意識が必要なので。)
プログラムの内容はそれぞれですが、私が経験した小学校と高齢者施設の例を。
【小学校でのプログラム】
小学校では体育館のようなところにみんな集まって実施したり、視聴覚室のようなところで2回に分かれて実施したり。だいたい7人〜10人くらいの子どもたちにつき、ママと赤ちゃんが配置されます。
●入場:音楽に合わせてママが赤ちゃんを抱っこして入場。赤ちゃんの抱き方にも決まりがあります。(前向き抱っこ)
●自己紹介:ママと赤ちゃんの名前、赤ちゃんの月齢、赤ちゃんの最近できるようになったことやブームを話します。
●各グループへ:各グループに入ってからは、基本的にママディレクターが進行します。
私の場合の進行は、
- 数ヶ月の胎児エコーの写真提示:これなにか知ってる?胎児の大きさはどれくらい?とクイズをしました。(生命の始まりの神秘を感じてもらえるとイイなあという期待)
- うまれたばかりの赤ちゃんの写真提示:出産時のエピソード「ママと同じ誕生日に生まれてきた!(お腹の赤ちゃんにも意思があるんだと思った)」「生まれた直後、助産師さんに抱っこされているときから、ママのことをずっと見ていた(たくさんの人がいる中から自分のママをわかっていた)」をお話し。
- 新生児のときの服と出産時身長のリボンと今の赤ちゃんの大きさを比較:みんなは1年でどれくらい身長伸びる?赤ちゃんは数ヶ月でこんなに大きくなることを感じでもらう。
- 一日のタイムスケジュール紹介:授乳の回数、おむつ交換の回数、抱っこしている時間、自分の時間の少なさなどを説明。(自分のママへの感謝を感じてもらえるといいなあという期待)
- 一人ずつ座って赤ちゃんを抱っこ:赤ちゃんは重い?軽い?力は弱い?強い?、これはその子によって感じ方はそれぞれ。兄弟がいる子は比較したり。赤ちゃんがギャン泣きしてたら、抱っこしきれなくなったり。
- 赤ちゃんと自分の手足の大きさ比べ:自分もこんなに小さかったんだ、こんなに大きくなったんだと実感してもらう。
という流れでした。
この時間は本当に面白いです。中でも面白いのが、ギャンギャン泣いている赤ちゃんに対応する子供たち。たぶんギャン泣きしてる他人の赤ちゃんを抱っこする機会ってそうないですよね。(大人でもほとんどないと思います)。私は「赤ちゃん泣いてるね。どうしたんだろう?どうしたらいいかな?」と他人事?の態度なので、子どもたちは赤ちゃんをどうにかあやそうとしてくれます。「おむつかな?」「ママに抱っこしてもらいたいんじゃない?」自分の名札を揺らして音を出してみる子、「ママ、赤ちゃんに顔を見せてあげて!」とママを赤ちゃんの見えるところまで移動させようとする子、ひたすら固まっている子。みんなその子なりに、色々考え、色々感じてるんだなと、本当に子どもたちが愛おしく、かわいく思えます。私自身も、子供に対して答えを教えるのではなく、自ら感じて自ら考えてもらうための対応の練習になったなと思います。
●子どもたち感想
クラスの子たちが数人感想を話します。ここでも子どもたちの感性や考えの深さに驚きます。
●退場
退場します。このときにはグループの子たちは、赤ちゃんを大好きになっているので、自分のところに来た赤ちゃんの名前を大きな声で呼んで、○○ちゃーん!ばいばーい!と言ってくれます。(かわいい)
●事後打ち合わせ
控室に戻り、ママたちの感想、反省など。ママディレクター同士で、こんなものを提示したら子どもたちがこんな反応をくれた、こんな質問をもらって答えに少し悩んだ、等。トレーナーから、赤ちゃんの抱っこのさせ方が少し危なかったの指摘など、次回開催に活かせる内容をシェアします。
いまはほぼオンラインでの開催ですが、オンラインでもリアルと変わらず提供できる価値もあるので、開催は行っています。高齢者施設などは、なかなか外出できない方も多いようで、オンラインでの開催でもとても喜ばれているようです。
まだ月齢が小さい赤ちゃんを持つママにとっては、遠くまで出かけずとも家族以外の方との関わりを持てるということで、逆によかったとおっしゃっている方もいます。
メリットとデメリットまとめ
私は終盤、コロナで開催がキャンセルになったため、消化不良の感じでしたが、小学校と高齢者施設での体験をすることができました。
個人的にメリットデメリットだと思ったことは以下です。
【メリット】
- 育児中しかできない社会貢献
一番はやはり、今しかできない社会貢献というところでしょうか。赤ちゃんの持つ底知れないチカラを、子どもたちや高齢者のチカラにする。これは本当に赤ちゃん先生でしかできないことだと思っています。
- 出産の感動を何度も思い出し、我が子がもっとかわいく思える
我が子は本当にかわいいのですが、忙しい育児のせいで、つい忘れてしまうこと、ありますよね。赤ちゃん先生では、子どもたちに自分の出産体験をお話します。私は息子と同じ誕生日なので、おなかの中でも色々理解していて、その日を自分で選んで産まれてきたこと、産まれた直後から私の顔をずっと見つめていたこと、等、出産の日の感動ってつい忘れてしまいがちなのですが、それを何度でも思い出させてくれるのです。そして、子どもたちだけでなく、私自身が、いのちの奇跡に感謝し、我が子に感謝する気持ちを思い出させてもらえます。
- 育休中に孤独にならない
育休中、油断すると一日誰とも話さなかったという時ありますよね。ママハタでは同じような育休中のママから、離職中のママまでたくさんのママと知り合えます。赤ちゃんクラスの前後でランチやお茶をしたり、Facebookでつながったりできるので、ママ友ができます。
- 小学校や中学校など、我が子の将来を考えるようになる
赤ちゃん先生をしていると、色々な学校に行く事ができます。一度大人になってしまうと、学校ってなかなか行けないし、子どもや学生と触れ合う機会ってないですよね。私小学校の赤ちゃん先生で、今の小学校や小学生ってこんな感じなんだと驚きました。思ったより体格が良くて、思ったより色々考えていて、思っていた通りシャイな男の子はかわいいw。我が子が大きくなったら、どんな子になっているかな、どんな学校に入るのかなと将来を考える良いきっかけになると思います。
【デメリット】
- 資格取得にお金と時間がかかる
赤ちゃん先生クラスには、ママハタの認定するママディレクターやママトレーナーという資格取得をしないと参加できません。離職中のママやトレーナーになれば、活動をしていく中で回収できるかもしれませんが、(しかし赤ちゃんクラスの2000円謝礼ではなかなか大変)、育休中のママは基本的に謝礼なしなので、基本的に回収はできません。(副業OKのママの場合については、説明会などで謝礼ありとなるのか確認してください)
【ママディレクター養成講座】
・離職中(赤ちゃんクラス参加で2,000円謝礼)のママの場合
受講料 32,400円 +Tシャツ(大人/赤ちゃん)、テキスト 5,350円
・育休中(赤ちゃんクラス参加で謝礼なし)のママの場合
受講料 21,600円 +Tシャツ(大人/赤ちゃん)、テキスト 5,350円
【トレーナー養成講座】
受講料 129,000円
ただし、小中学校、高校大学の生徒たちの前で、お話をするということは、本当に重大な責任が伴います。真っ白な子どもたちに私たちが入れる情報、特に赤ちゃん、家族という領域で子どもたちにお話する内容によっては、子どもたちの将来を大きく変えてしまう可能性もあります。
有職のママたちは謝礼金をもらうことはできませんが、赤ちゃん先生はボランティアではなく、お仕事に近いです。(実際開催校からは少しのお金を受け取り開催されています。寄付で賄われている場合もあります。)きちんと、お金をかけて講座を受け、心構えを学ぶことは本当に大事なことだと思っています。
- 育休中ママは交通費も自分で
育休中ママは交通費も支給されません。関西など近場での開催がたくさんあるママやオンライン中心で参加される分には良いですが、東京のリアル開催は結構遠くまで行く事も多いので、意外と電車賃かかります。参加クラスは希望制なので、近場やオンラインを中心に希望することもOKなので、出費が気になるママは調整してみるのが良いかも。
最後に、赤ちゃん先生/ママハタはあやしい?
ネットでは怪しい?という声もあがっているようです。講座の費用が結構高額であること、学校/学級という組織のつながりがちょっとマルチっぽく見えるのが原因でしょうか?
説明会に参加すると、お金の流れや、各講座費用の内訳なども教えてもらえます。そしてなによりママハタの理念が、子育てがメリットになる働き方を提供すること、なので、トレーナーさんなど、学校や学級の代表となっている方がきちんと「働く=お金をもらえる」という仕組みになっているということだと思います。(ママトレーナーはママディレクターさんとはまた違って、教育期間や高齢者施設での開催のためやスポンサー獲得のために、色々努力されています)
個人的には、お金としては出費の一方でしたが、本当に貴重な体験をさせてもらったと思っています。また、私の初心は「赤ちゃんと一緒に社会貢献活動がしたい」であり、「稼ぎたい」ということではなかったので、その目的は完璧に果たさせてもらったと思っています。
SNSでの声
赤ちゃんに触れたい気持ち
— 佐々木佳奈ささかな ママと赤ちゃんで地域と繋がるお仕事 (@kanahana1231) May 12, 2021
オンライン赤ちゃん先生でも♡
江戸川区の特別養護老人ホーム
なぎさ和楽苑様にて
テレビの向こうにいる赤ちゃんだとわかっているけれど…
やっぱり、会いたいわよねぇと
画面に映る赤ちゃんの頭を撫で撫でしてくださったおばあちゃま
コロナが落ち着いたら
会いに行きますね pic.twitter.com/ov4dyIxtlM
近所の中学校で赤ちゃん先生をしてきた✨
— ちぇき (@cheki0905) September 7, 2019
小石が登場して、涙ぐむ女の子がいたり
男の子はシャイだったけどいっぱい抱っこしてもらって、触ってもらってよかった(*´ー`*)
小石を見た時の中学生の表情は
カメラマンとして記録したかったくらい、
めっちゃ良い表情してた!!
良い経験をありがとう! pic.twitter.com/xSNWc1d2Kz
赤ちゃん先生から命の大切さ学ぶ 近大和歌山中https://t.co/QPgIZbT4B0#和歌山県 の中学校で、生徒たちが #赤ちゃん と触れ合う特別授業。
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) December 18, 2019
生徒たちは、赤ちゃんをだっこしたり、一緒に遊んだり。
触れ合いや母親の話を通じて、子どもが生まれることや子育ての喜び、大変さなどを学びました。 pic.twitter.com/tjcaX4i2RP
赤ちゃん先生の開催を終えて、高校生からの感想文に目を通す。
— 磯 恵 (@bonheur_megu) March 7, 2021
未来のある仕事、誉れる仕事…そんな風に言ってもらえるお仕事をさせてもらっていることに感謝だな。有難う!#赤ちゃん先生#京都で広めたい#高校生に届いた#ママハタ#誇れる仕事 pic.twitter.com/yFi6s56mcc
まとめ
今回は「赤ちゃん先生プロジェクト」について、概要と個人の体験、私が感じたメリットデメリットなどを紹介しました。
子連れで教育期間や高齢者施設を訪れ、赤ちゃんのパワーで社会貢献をするこの活動は唯一無二で、子育て中しかできない貴重な体験でした。赤ちゃん、ママ、社会と全てに良い影響を与えていると思います。
講座受講料は高めではありますが、ママディレクターという仕事として、教育期間や高齢者施設で高いパフォーマンスをするためには必要な講座内容ですし、赤ちゃんと一緒にボランティアをしたい、社会貢献をしたいという気持ちのママであれば、貴重な体験に代え難い金額だと思いました。
みなさんの育休が有意義なものになりますように。
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