今回は本サイトで紹介している、産休育休者向けサービスを、それぞれのフェーズにわけて一挙にご紹介させていただきます。
妊娠中〜産褥期(出産〜産後8週間)
過ごし方
妊娠中から出産直後の入院中は、病院や行政の手厚いサポートを受けられますが、退院後のママのサポートは圧倒的に不足しています。出産後(特に6〜8週間くらい)は、妊娠・出産による体の変化に加え、ホルモンバランスも急激に変化するため、精神的にも不安定になりがちです。
昼夜関係なく2〜3時間おきでの授乳など、生活リズムが代わるこの時期は、家事や育児はもちろん、赤ちゃんとの新生活に慣れていくために必要なサポートを駆使して、精神的にも身体的にも、十分にケアしていくことが本当に大切です。
おすすめサービス 〜 産後ドゥーラ
産後ドゥーラは、産後の女性のご自宅に伺い、とにかく身体を休め、安心して赤ちゃんのお世話に専念できる環境作りをお手伝いします。掃除洗濯はもちろん、産後の身体にぴったりな食事の準備や、上の子の相手もしてくれます。
産後ドゥーラは、専門の講座を受けたスペシャリストなので、産後のママの身体や心をきちんと理解し、ママに寄り添ってくれる存在です。
おすすめサービス 〜 産前産後ヘルパー
市町村によって、呼び方はそれぞれ異なるのですが、産前産後の家事や育児を助けてくれるヘルパー制度があることが多いです。
自治体によってはかなり安価でお願いすることができるので、利用しない手はありません。できれば産前から自治体のHPをチェックしたり、登録作業があれば事前にこなしておきましょう。
私は実際入院中から、上の子の送り迎えで利用していました。実家や義実家に頼ることもよいですし、パパに頼ることも良いと思います。でもみんな普段と違う事態なので、それなりにストレスがたまります。周りの方たちの体調や精神を考えても、専門家にお願いすることで、全てがうまくまわることもありますよ。是非検討してみてはいかがでしょうか。
産後リハビリ期(産後2〜6ヶ月)
過ごし方
産褥期の養生で身体の傷は癒えてきていても、まだダメージからは完全には回復できておらず、様々な不調が出てくるころ。一日中赤ちゃんと2人きりの生活になりがちで、社会との距離を感じて不安になりつつも、赤ちゃんとの外出にハードルを感じてジレンマを感じる時期。
この時期は適切な「産後のリハビリ」に取り組み、復職に向けてのスタートを切りましょう。
・産後の身体に適切な運動で身体を回復させ、体力を取り戻す
・安心して赤ちゃんと外出できる場所へでかけ、社会とつながる一歩を踏み出す
・ママではなく「自分の話」ができる大人のコミュニケーションの機会をつくり、仲間をつくる
・自分がこれからどのように生きて、働いていきたいかを考え、言葉にする時間を持つ
おすすめのサービス① 〜 マドレボニータ
マドレボニータは、出産で低下した体力の回復を促し、育児と仕事の両立に必要なチカラをつける産後ケアプログラム。筋力と持久力を鍛え直し、大人の話ができる仲間を得て、一生使えるセルフケアのスキルを身に着けます。
「バランスボール運動」「対話ワーク」「セルフケア」の3つの柱で構成されたプログラムで、産後の身体とこころを整えていきます。
おすすめのサービス② 〜 赤ちゃん先生プロジェクト
赤ちゃん先生プロジェクトは、赤ちゃんとそのママが小中学校、高校大学、高齢者施設を訪れ、赤ちゃんの持つチカラを間近に体験してもらう活動です。
訪問先の方々が、赤ちゃんとふれあうことにより、様々な学びや癒し・感動をともにするプログラムとなってますが、ママにとってもメリットが多い活動なんです。
・赤ちゃんと二人で外出するきっかけになる。
・ママ友ができる
・訪問先で赤ちゃんとのエピソードをお話することによって、産まれたときの感動や、いのちの奇跡やわが子への感謝の気持ちを思い出させてくれる。
まとめ
妊娠中〜産後6ヶ月くらいまでにおすすめのサービスをまとめてみました。
この時期に大切な、ママの身体と精神のケア、周りの方々のケア、社会とのつながり、といったことが叶えられるプログラムをご紹介させていただきました。
産褥リハビリ期には、少しずつ外の世界とのつながりも作って、復職に向けた体作りや気持ちづくりを始めていければと思いますが、無理は禁物。自分の体調とこころをよく向き合って、心穏やかな日々を送っていただきたいと思っています。
みなさんの産休、育休が有意義なものになりますように。
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