育休コミュニティMIRAIS(ミライズ)概要
ミライズは、産育休者のコミュニティです。有意義な育休を過ごすために、本音で自分と向き合い、それぞれのテーマにそった育休を仲間とともに歩むことができる、産育休者のみが参加できるオンラインをメインとしたコミュニティです。
MIRAISでは「有意義な育休」を「自分が本当にやりたいことをして過ごす育休」と定義し、
そのためメンバーはそれぞれ自分の育休に「テーマ」を設定してそれに沿った育休を過ごすことを目標としています。
育休中に自分と向き合い、本当にやりたいことを考え、実現していく。それを応援しあう場がMIRAISです。
設立2年で既に450人を超える育休ママが在籍。先の募集ではなんと1日で定員に達してしまったとか。
MIRAISの理念とは?
MIRAISの理念、VISION、MISSIONは以下の通りです。
理念:有意義な育休を過ごし、人生を豊かに
本音で自分と向き合いそれぞれのテーマにそった育休を仲間とともに歩む
VISION:『なんとなく過ごす育休をなくす』
MISSION:『1人1人が未来』
個人的には、代表の栗林さんの経歴がすごすぎて、めちゃ意識の高い育休ママの集まりという印象でした。
でもその理念やVISIONを確認すると、人生に何度もない貴重な期間である育休を、なんとなくダラダラ過ごしてしまわないために、「個人それぞれのテーマ」を持ち、仲間とともに育休を歩む、ということでした。
育休の過ごし方は千差万別。振り返ったときに、ママ自身が後悔しないような育休を過ごすためのコミュニティです。
スーパーワーママ栗林真由美さんとは?
栗林真由美さんとは、MIRAISを立ち上げ、代表を務めていらっしゃる方です。
HPの紹介を拝見すると、現在はIT企業勤務。二児の母。
2014年第一子出産。育休中は「子どもがいても思いっきり働く準備期間」とし、育休プチMBA勉強会立ち上げメンバー、ママボノプロジェクトマネージャーなどアクティブに過ごす。職場復帰後は新規プロジェクトマネージャーを自ら担い、社内で初めて時短勤務として昇格。
2018年第二子出産。「なんとなく育休をなくしたい」思いで同年8月に「育休コミュニティ」を設立。2019年4月復職。
と書かれています。
後に詳細は記載しますが、このMIRAISは参加メンバーがチームに分かれ、自ら運営や広報などを行っています。栗林さんは統括として、この全てのチームをサポートしているのです。さらに、参加メンバーも適宜フォローもしているようで…。
子育てもして、本業で時短勤務で2度の昇格を果たし、さらにパラレルキャリアでコミュニティを主宰し、新ワーママ革命コンサルタントとして、ワーママたちのコンサルタントも行っているって…身体いくつあるんですか・・・?
栗林さんがMIRAISに至るまでの軌跡は、こちらのブログで拝見できます。「子育ては留学」という言葉には本当に同意しますが、これを本気で実践できている栗林さんは本当にすごすぎ。
どんなママにおすすめ?
MIRAISは以下のようなママにおすすめです。
- 育休をなんとなく過ごしたくない
- 素敵な育休を過ごしているママと繋がりたい
- 仲間を作ることで、自分をモチベートしたい
2020年後期のメンバーは、
・地域 関東を中心に、全国や海外からも参加
・年代 20代後半5%、30代前半34%、30代後半48%
・子どもの数 第1子育休が34%、第2子育休が53%
・業種 製造、金融、医療、IT、サービス業、公務員など幅広い業種
だったそう。
どんなメリットがある?
MIRAISは以下のようなメリットがあります。
- ノーリスクな練習場
- 同じ趣味などに共に勤しむ仲間ができる
- 自分にある軸を見つけて育てる
- 互いの可能性を引き出す
次からは、このメリットに沿って、具体的な活動内容をご紹介します。
MIRAIZの活動内容
①ノーリスクな練習場
1:チーム活動
MIRAISは参加するメンバー自身が運営を支えています。MIRAIZを運営するために、参加メンバー自らチーム(運営、広報、会計、新規事業、プロモーション、イベント等々)に分かれてコミュニティを運営。未経験分野でももちろんチャレンジOK。代表である栗林さんや他チームとも情報共有や意見交換を行いコミュニティの円滑な運営のためのミッションを担います。
2:部活動
日々を楽しむため、あるいは、自分自身を磨くため、メンバーの興味や強みを活かした様々な部活動があります。8名以上のメンバーを集められれば、誰もが自由に好きな部活を立ち上げることできます。
・料理を楽しむ&時短にする部
・インテリア&お片付け部
・フィットネス部
・パン部
3:プロジェクト
MIRAISでは、目標に向けて期間限定で構成されたプロジェクト活動があります。
②自分にある軸を見つけて育てる
・自分軸を見つけて育てるための活動
・育休テーマブラッシュアップ会
・セルフラベル(プロジェクトと同じ)
・部活
ー自分の「内に」「外に」少しずつ踏み出す部
ーストレングスファインダー部
・公式ワーク
③互いの可能性を引き出す
・個人ごとの振り返り
テーマ達成に向けて月初に目標を立て、月末に振り返りを投稿その他発信したいことも自由に投稿
→コメントやいいね!をもらうことでテーマ達成意欲・発信意欲が向上
・育休テーマ進捗シェア会
他者の育休テーマや達成に向けたアクションに触れることで様々な考え方・価値観を知り、自分の行動に活かす
・相互フィードバック会
四半期に一度、メンバーの長所・才能だと思ったことを伝える機会
→ポジティブシャワーを浴びることで前向きになれる。自分の思いもよらなかった価値を指摘してもらえることもあり、自分の強みを認識するきっかけになる
え!やることたくさんあると思ったかたもいると思います。
でもチーム活動や部活、プロジェクトなどは全て任意参加。自分の興味や余裕に合わせて、活動量を調整できますよ。
MIRAIZの仕組み
★MIRAISは「復職前の練習の場」とおくことで、失敗を恐れずに練習(アウトプット)できる。
失敗しても「やってみて初めて分かった」「本格的にやる前に分かってよかった」と捉えることができる。
★アウトプットすることで、それに対する他メンバーからのフィードバックがあり、内省・言語化が進み、インプットされる。またそれをアウトプットすると、インプットされる。気づきのループの高速回転。
★安全・安心して自己開示・発信できる場とするためのグラウンドルールの浸透。
★共通目的『有意義な育休を過ごす』を持つ仲間が集まっている。
MIRAISに参加するには?
・対象
前期(4月~9月)、後期(10月〜3月)に分かれており、この期間に産・育休中もしくは取得予定の方が対象になります。
ただ、上記以外の方の申込みについてもお問い合わせフォームから個別に相談できるみたいです。
一度参加メンバーになったら、産・育休が続いている限り、そのまま次期に残ることも可能です。
・参加申込みまでの流れ
説明会へ申込み → 説明会に参加(or説明会の録画視聴) → 参加申込み→ 入金→ 活動開始
既に参加を決めていても、申込みの前にオンライン説明会への参加が必要とのこと。
第6期は募集告知から1日で定員になってしまったとのことなので、公式SNSをチェックしておくことが必要です。
過去の参加募集の告知が行われた日は以下となっているので、参考にしてみてください。
第5期(2020年10月〜2021年3月)→2020年9月11日
第6期(2021年4月〜9月)→2021年2月11日
説明会や各種イベントはHPのイベントページからご確認いただけます。
みんなの声
自分と同じ強みを持つ人たちと一緒にいると、分かり合えて楽だけど、自分の良さには気づけない。異質なメンバーと揉み合う事で、初めて自覚できる自分の良さがあった。「人によって自分を知る」を日々体感中。良き育休なり✨#MIRAIS#マイキャリ
— マイ @Webデザイナー (@mothP3) January 28, 2021
おはようございます🌞
オンラインイベントで初ファシリを経験しました!
場を仕切るのって苦手意識があったけど、メンバーから前向きなフィードバックがもらえて自信になりました🙌
今までだったら「誰かやってくれないかな」と思ってたと思うけど、一歩踏み出せたことがうれしい😊#MIRAIS— みな@5y&3y&6m 3兄弟育児中・育休活用 (@3boysmamamina) June 23, 2021
月初め日曜の朝。
同時期に母になった友人たちと、グループコーチングで日々を振り返るzoom.今日のテーマは子育て。
母親同士だけど、子育てをテーマにするのは珍しい、『わたし』が主語のコミュニティ。子育てにはセキュアベース的サードプレイスの存在が本当に貴重。#mirais
— ちんとも (@tomoena_jp) September 5, 2020
#MIRAIS メンバーのみなさんと夫さんたちの話を聞いていつも「夫婦で対話してこんな発見があるなんて素敵すぎ‼️」と感動の嵐なんです。#夫婦共同ワーク をモチベーション高くやってくれて、仲間で気づきをシェアできるって、めちゃめちゃ価値があるって改めて実感したので、発信ギア上げていくぞー!
— ふりふり@ファミリーキャリア (@fulifuli_sunsun) November 28, 2019
MIRAISは公式SNSもたくさんあり、参加者のみなさんの様子が伺えます!
また、メンバー募集はSNSで告知されるそうなので、気になるかたは今のうちにフォローをおすすめします!
育休手帳プロジェクトチームのnote
「育休のリアル」出版を目指すプロジェクトチームのnote
筆者が感じたメリット・デメリット
●メリット
・育休に「テーマ」を持つというコンセプト
正直めちゃ意識の高いかたの集まりかと思いきや、コミュニティで徹底されているのはこの「テーマ設定」。これが本当に絶妙だと思っています。
育休を有意義に過ごしつつ、無理せず自分と向き合うために、個人それぞれが「テーマ」を持ち、そのテーマへのPDCAをみんなで行っていく。
めちゃ高い目標を持って頑張る育休も、自分の体調や家族と大切にしながらゆっくり復職を目指す育休も、どれも素敵な育休。このあたりはとてもよいと思っています。
・調整しながら参加できる
いろいろチャレンジできることは多いものの、ほとんどが任意の活動なので、自分の余裕に合わせて活動することができます。
とはいえ、参加メンバーはみんなやる気もあり前向きなメンバー。チーム活動などは立候補でどんどん役割が埋まっていきます。
・未知の領域にチャレンジできる
「ノーリスクな練習場」の価値のとおり、会社ではなかなか立候補できない未知の領域にどんどんチャレンジできます。
●デメリット
・参加期間が決まっている。人気がありすぎる。
前期、後期と参加期間が決まっており、さらに先の期間は募集告知から1日で定員になってしまうなど、前もって参加を希望している人でないとなかなか参加できません。
→育休途中で参加したい!と思ったかたは、単発のオンラインイベントなどもあります!
参加メンバーが開催するイベントも、自分を高めたり有意義な育休を過ごすためのものがたくさんあります。
HPのイベントページなどをご参照ください。
・つい忙しくなりすぎる
やる気で前向きなメンバーが多いので、ついいろいろ頑張ってしまいます。
他の活動もやっていると、毎日みっちり予定が入っている、なんてことも。。。
まとめ
今回は育休コミュニティMIRAISについて、概要や参加方法、みんなの声などをまとめました。
みなさんの育休が有意義なものになりますように。
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